たくさんのご応募をいただき、ありがとうございました。 

公開審査の結果、最優秀賞、優秀賞は、下記の通り決定いたしました。

三枝様 【江原道 高城・束草】

 ・゚・。コロナの流行で、巣ごもり生活をはじめて早1年半。韓国に行きたいと思う気持ちは募るばかり。韓国地方旅が好きな私は、韓国ドラマばかり見て過ごしながらロケ地をブログで探しアクセス方法を調べながら、アフターコロナが来るのを待ち望む毎日を送っています。

 

 中でも一番行きたいのが束草。『賢い医師生活』でソンファ先生が束草に赴任するシーンで登場したザブルーテラホテルに泊まりたい気持ちでいっぱい。

 

 東ソウルバスターミナルから宿泊先のホテルに近い束草高速バスターミナルを目指し出発します。荷物をホテルに預け、映画『空と風と星の詩人 尹東柱(ユン・ドンジュ)の生涯』のロケ地をもう一度ゆっくり巡りたいと思っていたので、路線バスで、ロケ地である高城旺谷村まで、凡そ1時間半位で到着するようです。映画に出てきた尹東柱の故郷間島の家、宋夢奎とブランコに乗っていたシーン等思い出しながら歩いてみたいです。

 

 

 旺谷村から束草へ行く1番バスの途中には、ドラマ『サイコだけど大丈夫』のメイン舞台である《OK病院》もあり、病院の食堂として登場した《シークレットブルーベーカリーカフェ》でお茶を頂くつもりです。アヤジンリというバス停からすぐなのですが、18時クローズなので焦りますよね。

 

  ここから再びバスに乗ってアバイ村の近くで降りて、ケッペという渡し舟に乗ってアバイ村に行きます。ドラマ『秋の童話』にも登場した《ウンソの家》で名物のオジンオスンデ(イカの内臓の詰め物)や咸興冷麺を頂き、バスでホテルに戻ります。

 

 

 翌朝は潟湖(せきこ)と言って海の一部が外海と隔てられてできた青草湖の周りを散策します。アバイ村に住む人々の哀しい分断を描いた青草洞の壁画村、七星造船所のカフェ、東亜書店などを訪れ束草市を離れます。時間があれば市場でB級グルメを味わうつもりです。

 

 

  江陵まで行く海沿いには、松が美しい河趙台や休休庵があるので、バスを乗り継いで訪れます。最後にドラマ『トッケビ』の名シーンでありBTSのジャケット撮影地である注文津海辺を見て江陵に向かいます。

 

江陵から釜山まで海沿いを走る東海南部線が開通すると思いますので釜山に向かう予定です。

 

 

 以上がアフターコロナに夢見るとびっきりの江原道の旅です。バスを利用するので、多少ハプニングもあるでしょうが、それも良い想い出となるのではないかと思います。

 

講評

 コロナ禍の中でも、ドラマのロケ地などをヒントに旅の動線づくりに励む姿が目に浮かぶプランでした。公共交通機関を利用するので、気疲れすることもあるでしょうが、オシャレなカフェや素敵なホテルでの癒しが、旅の活力となりそうです。 (審査員)



森様 【全羅南道 麗水】

 。・゚・。韓国南部にある海と島々が美しい街、麗水(ヨス)。無数の島へは橋を渡るか韓国初の海を渡る海上ケーブルカーで。麗水の観光スポットやショッピング街は隣接しているので、1泊2日に訪れたい街です。

 

 麗水の旅の始まりは、深紅の椿が島を染め海原に浮かぶ花の島、梧桐島(オドンド)から。散策しながら麗水旅人気の椿の花モチーフのお土産を選び、麗水名物の麗水コッパンと椿茶でひと休み。

 

 梧桐島からの移動はケーブルカーで。底が強化ガラスで海の上に立ってるようなスリルを満喫したいです。

スリルを味わううちに姑蘇洞天使壁画村へ。麗水の歴史・文化・風景を壁画で表現するこの壁画村では、階段一つ一つ、路地の隅々にまでカラフルな絵が描かれており、まるで童話の世界に入り込んだような雰囲気を味わいたいです。

 

 日も暮れ暗くなってきたら鍾浦(ジョンポ)海洋公園へ。夜景はもちろん至るところで行われるストリートパフォーマンスに、屋台まで三拍子揃っている、まさに「麗水のホットプレイス」!どこからともなく漂うおいしそうな匂いに呼び寄せられ向かう先には、イルミネーションで彩られた屋台トラックがずらりと列をなす麗水浪漫屋台通りが。中でも、麗水でのみ味わえるイシガニ・トルケのトルケジャンペクパンは深い味わがあって人気の一品!ケジャン片手にビールを流し込む!これさえあれば他のおかずはいらない「ご飯泥棒」を堪能したいです。

 

 旅の2日目は、韓ドラの聖地巡礼の方にもオススメ、文化財と自然が調和したトレッキングコースでスタート!突山島(トルサンド)には、南海で最も有名な仏教のお寺向日庵(ヒャンイルアン)が。お寺は金鰲山の自然が作り出す奇岩怪石の絶壁の上にあり、7つの関門(岩と岩の間の人一人しか通れない狭い解脱門)を潜り抜け、ちょっとした冒険気分を味わいたいです。

 

 お次は、突山(トルサン)にある芸術ランドへ。芸術ランドにはARアプリで体験する韓国最大のテーマ型3Dトリックアートミュージアムや、彫刻公園があります。インパクト抜群の上空100mにある手のオブジェの展望台「ミダスの手」で思い出を残し、海の風景とアートを満喫したいです。

 

 ブランチは一度味わったら虜になる突山カッキムチと、魚をその場でさばき食堂ですぐに味わうことができるお刺身をお手頃な価格で食べられる麗水水産物特化市場に。名物の甘酸っぱいソデ(舌平目)の刺身和えが絶品と聞き味わってみたいです。

講評

海に囲まれた麗水の特性を存分に活かしており、その光景が目に浮かび、楽しい旅気分を味わせてくれました。美しい自然、歴史、アート、グルメなど、麗水の魅力を満喫なさりたいという熱い思いが十分に伝わってくるプランでした。 (審査員)

原田様【江原道 春川】 

 。・゚・。江原道・春川の魅力たっぷり弾丸旅行!留学経験のある私が春川のホットプレイスを含めプランニングします。

 

(ソウル発着) 1日目。江原道・春川のグルメといえば?ダッカルビです!有名なお店が多くありますが、今回はオンジャンゴルダッカルビというお店へ。 

 

 ここは各席の下で薪を使って火を起こし、テーブルの鉄板でダッカルビが食べられます!具材は玉ねぎと鶏肉のみ!少し物足りなさそうですが、この二つの材料のみで美味しい自信があるんです!一緒にじゃがいものチヂミもいただき、最後はもちろんダッカルビを少し余らせて、ご飯と混ぜる炒め飯!

 

最高の春川旅行のはじまりです!

 

 満腹になったら、荷物を置きに宿所に向かいましょう。韓国の伝統を感じつつ、旅の疲れをしっかりとってくれるモダン韓屋のステイハンリャン(@stay_hanryang)へ。こちらは、昔の韓屋をモチーフにした外観で、室内には露天風呂のような浴室やお庭まであり、癒しの滞在時間を過ごすことができます。たっぷり韓国を感じられるひと時となるでしょう。

 

 ひと休みしたら次はデザートですよね!最近日本でも人気な韓国カフェ。SNSでも良く見るカフェジャガイモ畑へ行きましょう!ここはじゃがいもパンが有名で、そのもちもちした食感がやみつきになります!また、韓国カフェといえば味だけでなくフォトジェニックになる点も魅力!もちろんこちらも、ジャガイモのイラストが描いてあるキュートなお店だけでなく、古屋やお花があるお庭もあるのでSNS映え間違いなしです!

 

 デザートと写真で満足したら、ぶらぶらしながら先程の素敵な韓屋宿所に戻って、まったりと過ごすのはいかがですか?あっ!韓国旅行では欠かせない夜食も忘れずに!!

 

春川現地の方がおすすめする、韓国焼酎に合うハンバーガーのあるジナハウス。異色な組み合わせですが妙にマッチする魅惑のハンバーガーだそうです。

 

 2日目。キムユジョン駅にあるレールバイクに乗って春川の自然を堪能します。キムユジョン駅は大きな本が書かれた壁など、記念として写真を撮れる場所があるところもお勧めの理由の一つです。

 

 お昼はミョンウォル村あひるの家という、渓谷に流れる水に足を入れながらヌンイタッペクスク(鶏肉の煮込み料理)が食べられるお店へ!ソウルでは叶わない最高のロケーションです。そして、最後に有名な南怡島でお散歩をしながら、同行者とゆっくりお話をするのはいかがでしょうか。

講評

日本人にも人気の観光スポット春川で、一味違う特別感を味わうことができる工夫が、随所に盛り込まれているプランでした。自然、フォトジェニックな光景、味だけではなく五感で楽しめるグルメなど、ワンランク上の旅を満喫できそうです。 (審査員)

 作品賞の皆さまもおめでとうございます!

田山様【釜山】/和久井様【慶州】/大石様【木浦】/浅田様【江陵】/儀賀様【求礼】/藤塚様【仁川】/岡野様【江陵】/大友様【全羅南道】/鄭様【光陽】/吉井様【慶州】  ※順不同、【 】は応募地域
* 駐横浜大韓民国総領事館 ユン・ヒチャン総領事 挨拶

皆様、こんにちは。駐横浜韓国総領事 ユン・ヒチャンと申します。

 

「アフターコロナに夢見る!とびっきりの韓国地方旅プラン」コンテストに予想を上回る大勢の皆様から応募をいただき、厚くお礼申し上げます。また、今回のコンテスト開催にあたりご尽力いただきましたオンライン・サポーターズの皆様にも心より感謝申し上げます。

 

 今回のコンテストには10代から80代と幅広い年齢の方々から、北は江原道、南は済州島まで、さまざまなエリアにおける夢の旅プランをお寄せいただきました。私も皆様からの応募作を読みながら、久しぶりに韓国を旅するような楽しい気持ちになりました。

 

今回のコンテストは新型コロナの影響で海外旅行ができなくなり、外出自粛など日常生活への制約もある中で、少しでもそのようなストレスは忘れて、オンライン上ではありますが、自由に韓国を旅する気持ちになっていただきたく開催させていただきました。

 

何より、この機会を通じて韓国が好きな皆様と横浜総領事館の交流の輪を広げることができて大変うれしく思います。これからもいつもと変わらず韓国文化を楽しみながら、韓国との大切な思い出をたくさん作っていただければと思います。

 

最後に、韓国の地方都市、固有文化、郷土料理など魅力的なコンテンツを盛り込んだ素晴らしい旅行プランを考えてくださった参加者の皆様にもう一度感謝申し上げます。また、これからも総領事館とオンライン・サポーターズの活動にたくさんのご関心とご参加をお願い申し上げます。

ありがとうございました。

カムサハムニダ。

 主催/駐横浜大韓民国総領事館

特別審査員・講評/小暮真琴(韓国地方旅専門家)

事務局・委託運営/(株)クリエイティブパル 韓流想い出編集部

 

これまでの駐横浜大韓民国総領事館主催コンテスト 【募集は終了しております】